神秘のしずく 聖なる秘薬 

 この、生命力に溢れた 美しいお花の写真を見た時とても驚きました。
「表紙の植物 ホホバ」 と書いてあったからです。
ホホバと言えば、そう ホホバ油。
精油を希釈する植物油の中でも一番ポピュラーでよく使われているオイルの一つです。
酸化しにくく、香りもクセもなく肌なじみも良いので
私もキャリアオイルとしてよく使います。
植物油の中には
カレンデュラオイルやアルガンオイル、カロフィラムオイルなどのように
特別な薬効を求めて使う植物油もありますが、
ホホバ油についてはそんなに特別感はなくて、
「ベーシックな日常使い用のオイル」としか思っていませんでした。
こんなに美しい花を咲かせる植物だったとは。
しかも、調べてみると
アリゾナの砂漠で200年近く生きるホホバの小さな実に包まれた黄金色のホホバオイルは
その昔「聖なる秘薬」と呼ばれ、先住民が太陽から肌を守り傷を癒すために使われていて、
欧米に伝えられると、健康な素肌を保つ「神秘のしずく」と称された、と知りました。
これまで何度も何度も何度も使っているのに、
ホホバのことを全く知らなかった、という事実に軽いショックを受けました。
「酸化しにくいし、オールマイティに使えるし、便利なベーシックな植物油」という意識で使うより
「昔からアリゾナの先住民が  “聖なる秘薬“ として大切に使って来たオイル。
生命力に溢れた美しい花を咲かせる植物の油」
ということをきちんと知った上で使った方が ホホバも喜ぶし、
ホホバ本来の力が発揮されるに違いありません。
なんだかホホバにとても失礼なことをしていたな、と思いました。

 

 

 

精油や植物油、そしてもちろんフラワーエッセンスは、扱う人の意識次第で
得られる作用やそのレベルが違います。
まるでお薬のように、身体や心の気になる症状を軽減してくれるもの、という
限定的な見方をしていると限定的な効果しか得られないものです。
歴史的にどんな風に使われて来たのか、

 

どんな場所で育って来たのか、

 

どんな形の葉を持ち どんな花を咲かせるのか。

 

どんな性質(エネルギー)を持っているのか

 

どんな名前で呼ばれて来たのか

 

どんなアーキタイプを持っているのか。

 

 

精油も植物油もフラワーエッセンスも、
植物を様々なレベルで理解すればした分だけ、その植物からの恵みを受け取れます。
真摯に植物を理解し、植物との関係を深めてその恵みを受け取り、クライアントさんにも届けたいと思います。
Ichiko
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